ICL/IPCL
水晶体を残したまま眼内にレンズを挿入する屈折矯正方法です。 レーシックとは異なり、角膜を削る必要がないので、強度近視の方、角膜の薄い方でも矯正が可能です。
レンズ
目の中に入れる
ICLの特徴
眼内へのレンズ挿入手術は、実はレーシックよりも長い歴史を持っています。はじめて行われたのは1980年代で、国内では1997年に導入されました。
最強度の近視でも手術可能な点です。近視には、軽度・中等度・強度があります。それぞれ度数(D: Diopter)で分けられており、−6.00D以上は強度近視となります。
ICLには、近視の戻りが少ないというメリットもあります。視力の安定性が高く、レンズの交換やメンテナンスも不要です。
目の表面は、身体の中でも最も過敏な部位。角膜実質には知覚神経がありますが、フラップ作成の際に一度切開されているために角膜の神経が寸断され、角膜の知覚が低下するためドライアイが出現します。一方、ICLは切開幅はたった3mm程度なので、手術により引き起こされるドライアイは少ないと言われています。
IPCLプラスというレンズは老眼矯正もできるようになります。
ICL当院の手術までの流れ
適応検査(スクリーニング)
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- 受付
予約なしでも受付可能です。
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- 問診
問診票を記入していただきます。
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- 検査
屈折・眼圧検査を行います。目の硬さと、近視・遠視、乱視の度数を調べる検査です。
視力検査を行います。
現在どのくらい見えているのかを調べる検査です。OCT
三次元画像解析検査を行います。
眼球の一番奥にある網膜のむくみや出血、欠損などを見つけることのできる検査です。スペキュラー
角膜内皮細胞検査を行います。
角膜の一番内側にある角膜内皮細胞の形や数を測定いたします。
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- 診察
検査結果を元に手術可能がどうかを医師からお話いたします。
可能な場合は、本検査を行うにあたって必要な書類をお渡しします。
本検査(カウンセリング)
※散瞳しますので車や自転車、バイクなどではご来院しないようお願いします※
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- 問診
ICL説明動画をご覧いただき、術前問診票の記入をお願いいたします。
※術前問診票に紹介した方や紹介された方はその方のお名前のご記入をお願いいたします。
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- 検査
前回と比べて目の度数の変動がないかを再確認します。
目に入れるレンズを決定する為のとても重要な検査です。
※詳しく調べる為、時間がかかる検査となります。
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- 診察
院長と手術前の最終確認を行います。
本検査の日にレンズの注文を行いますので前金10万円を必ず現金で頂戴しております。
手術当日について
手術は平日のお昼の時間帯で行っております。手術日にICLレンズ残金(金額に関しては乱視金をご覧ください)
ご来院の1時間半前にはお食事をすませてください。
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- 手術
手術は右眼から行います。手術は両眼合わせても15分程度で終了します。
点眼麻酔を行いますので痛みは少なく手術可能です。
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- 手術後検査と診察
手術直後に眼圧の上昇がないかとレンズが目に固定しているかどうかを確認いたします。
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- 手術後翌日以降の検診
視力が安定しているかどうかを定期的に検査いたします。
手術後について
術後の定期検診は3年までは費用はかかりません。経過中、別の疾患が出てきた場合は3年以内でも保険診療となります。
費用
IPCL | 両眼/450,000円〜550,000円 |
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ICL | 両眼/550,000円〜650,000円 |
IPCLプラス両眼(老眼用) | 600,000円〜700,000円 |